2008年5月26日月曜日

プロジェクト(クラス)作成時に java.lang.UnsupportedClassVersionError が発生する件について

※Mac をお使いの方限定の問題となります

先日、6.1英語版にて不具合を発見し、6.0.1日本語版での調査を行おうとした際の話です
(本筋とは関係ないですが、この時の不具合はコレで、先日(5/25)のアップデートで修正されました)

新規プロジェクトを作成しようとウィザードを起動したのですが、必要な情報を入力したにも関わらず、作成されません
よく見ると、ウィンドウの右下に赤いアイコンが表示されています


このアイコンをダブルクリックすると以下のように Exception が発生していると表示されました


"java.lang.UnsupportedClassVersionError: Bad version number in .class file"とはあるのですが、最近怪しいPluginとかいろいろ試していたので、それが原因かとユーザーディレクトリの削除や NetBeans 自体の再インストールも試みたのですが、改善されませんでした
そこで、片貝さんに泣きついたところ、 ML の記事を教えてくれました
原因は 先日インストールした Leopard 用 Java SE 6 との事で、Apple 独自拡張の AppleScriptEngine.jar を削除することで解決しました
(Jar がある場所は "/System/Library/Java/Extensions" になりますが、削除はあくまで自己責任として行って下さい)

先述の通り、 Mac (Apple 提供の JDK)特有の問題ですので、それ以外の方には同原因の問題はないかと思われます
Leopard (Intel 64 bit CPU) の方、且つこれから Java SE 6 をインストールしてみようと思われる方はお気をつけ下さい

2008年5月25日日曜日

Library Wrapper Module を使わずに外部 Jar ファイルを利用する

モジュール作成に於いて、外部 Jar を利用する事が多くあるかと思います
公式には Library Wrapper Module を使って、Module Suite に組み込む事を推奨していますが、単体 Module だけで利用することも可能です

今回は例として、「SamplePlugin」Module プロジェクトで Commons Logging を利用するものとします
まずは作成した Module の直下に「release/modules/ext」とディレクトリを作成し、利用したい Jar を置きます
設定後、 Netbeans の Files ウィンドウで確認すると以下のようになります

Projects ウィンドウを開き、 Project Metadata をダブルクリックし、 project.xml ファイルを開きます
ファイルのdata 内に以下を追加します
<class-path-extension>
  <runtime-relative-path>ext/commons-logging-1.1.1.jar</runtime-relative-path>
  <binary-origin>release/ext/commons-logging-1.1.1.jar</binary-origin>
</class-path-extension>

エディタで見ると以下のような感じになります

ファイルを保存すると外部ライブラリとして認識されるようになります
設定前は、以下のように Project Properties ウィンドウの API Versioning カテゴリ内 Public Packages には該当するパッケージ名が表示されていません
(Public Packages は、所有するパッケージを自モジュール以外からも利用可能なように設定する項目です)

設定後には以下のように表示されるようになります

ビルド後、以下のように Jar がコピーされます


以上の手順で Library Wrapper Module を用いずに外部 Jar ファイルが利用できるのですが、この挙動については各バージョンによって少し異なるようです
特に理由がなければ、 Library Wrapper Module の使用をお勧めします

2008年5月8日木曜日

NetBeans 6.1 MySQL-GlassFish バンドル版リリース

NetBeans 6.1 の MySQL-GlassFish バンドル版がリリースされました


インストーラーの使用許諾が日本語環境だと出ないんですが、いずれ改善されるでしょう

また、MySQL についてはインストールされるバージョンが mysql-5.0.51a になります
このバージョンのパッケージ版は Leopard(10.5.2) にていくつか問題が確認されているので、 個人的には(08/05/08現在)最新の mysql-5.0.51b を使う事をお勧めします

一気に環境構築を考えられる方はコチラを使ってみてはどうでしょうか

2008年5月7日水曜日

Scala 2.7.1.final リリース

Scala 2.7.1-final がリリースされました
Macports にも反映されています
(パッケージの更新はいつも通りに行います)
更新完了後にバージョン確認を行います
$ scala -version
Scala code runner version 2.7.1.final -- Copyright 2002-2008, LAMP/EPFL

2008年5月3日土曜日

Leopard 用 Java SE 6 リリース

漸く Leopard 用 Java SE 6(1.6.0_05) が正式リリースされました
なお、標準である 5.0 が置き換わるわけではなく、5.0 はそのまま残ります
(サポートされるのは Intel 系64ビット CPU のみで、それ以外(32ビット、及び PowerPC)はサポート外となります)


これで OSX にて SE 6 をプラットフォームとした開発ができます