2009年9月19日土曜日

H2 Database Engine Support For NetBeans 0.1 リリース

NetBeans IDE から、 H2 Database Engine を制御するプラグインを作ってみました
Project Kenai にて公開しています
Wiki などの整備は不十分ですが、今後充実したいと思います

これに関して、下記 Issue への投票、ご協力をお願いできればと思っています
("H2 Database Engine Support" をより使いやすく、また他の DB 用プラグインでも改善が必要とされる問題です)
問題の詳細は、つづく使用方法内にて書いていますので、ご賛同頂ける方はぜひ投票をお願い致します

#44119 - Hardcoded Database URL's in DriverListUtil.java

使用方法の説明は以下となります
(使用は、あくまで自己責任でお願い致します)

まず、" H2 Database Engine " の公式サイト(日本語)から H2 Database Engine をダウンロードし、使用している環境にインストールしてください
(プラグインには同梱されていません)

次に、NetBeans IDE へプラグインのインストールを行います
メニューより「ツール > プラグイン」と選択、プラグインウィンドウが表示されたら、「設定」タブをクリックします

ウィンドウ内の「追加」ボタンをクリックし、「名前」に "H2 Database Engine Support" 、「URL」に "http://kenai.com/projects/nbh2/downloads/download/Latest_NetBeans671/updates.xml" と入力します
(「名前」は任意の名称で構いません)

「了解」ボタンをクリックし、設定を追加後、「使用可能なプラグイン」タブをクリックし、ウィンドウ内の「カタログを再読み込み」をクリックします
再読み込み後、「検索」の入力フォームに「h2」と入力すると、追加したプラグインが表示されます

チェックボックスをチェックし、「インストール」ボタンをクリックします
以降はインストールウィザードの指示に従い、インストールを行ってください

インストールが正常に終了したら、"Ctrl + 5(Mac は Command + 5)" を押し、「サービス」ウィンドウを表示します
(タブをクリックして表示しても構いません)
データベースの項目をクリックし、ツリーを展開すると、 "H2 Database Engine" アイコンが追加されるのが確認できると思います


次に設定を行います
追加された、 "H2 Database Engine" のアイコンを右クリックし、表示されるメニューから「Properties...」をクリックします


プロパティ設定ウィンドウが表示されるので、各項目を入力します

「H2 Installation」 には H2 Database Engine のインストール先(ルートフォルダ)を設定してください
「Database Location」はデータファイルを保存する任意の場所を設定してください
(今回は H2 Database Engine インストールディレクトリ内に "data" というフォルダを作成し、そこを指定しました)
「TCP Port」は特に問題なければ、デフォルト値のままとします
(変更した場合は、以降の TCP ポートに関する記述は適時読み替えてください)

項目を入力後、「OK」ボタンをクリックします

再度、"H2 Database Engine" のアイコンを右クリック、表示されるメニューから「Start Server」をクリックし、H2 Database Engine Server を起動します


次に、起動したサーバに接続します
"ドライバ" フォルダアイコンをクリック、展開して、その中から "H2 Database Engine" を選択します
右クリックし、表示されるメニューより、「接続...」をクリックします


「データベースの新規接続」ウィンドウが表示されるので、各項目を入力します
今回の例では、 H2 Database Engine の初期ユーザー "sa"(パスワードなし)を使用します
JDBC URL は下記書式に従って入力してください
jdbc:h2:tcp://localhost:<ポート番号>/<データファイル名>

"ポート番号" は設定画面にて設定したもの、"データファイル名" は作成されるデータファイル名(任意の値で構いません)となります
(データファイルは、設定画面の 「Database Location」 にて設定したフォルダ以下に作成されます)
今回の例では、 "jdbc:h2:tcp://localhost:9101/test" としています


当エントリ最初に書いた、 Issue に関するのはこの箇所になります
Java DB(Derby) などを使用した場合、 JDBC URL の入力書式が事前に表示されていますが、今回のケースではブランクとなります
これは、 データベースの書式設定が各 DB 実装側ではなく、 NetBeans 内部でハードコーディングされているためです
(簡単に言うと、条件文で、各ドライバ名に対し、書式を設定しています。そのため、内部の条件文にないドライバ名が登録された場合、(今回のケースのように)書式表示がされません)

入力値にて正常に接続できた場合、スキーマ選択画面となりますので、任意のスキーマを選択してください
(今回の例では、 "INFOMATION_SCHEMA" を選択しています)

選択後、「OK」ボタンをクリックします

「サービス」ウィンドウ内に接続情報が追加されます


以降は、MySQL や Java DB(Derby) などの操作と同様に、 H2 Database Engine に対して操作することができます
(それらの操作に関しましては、関連するドキュメント等を参照ください)

以上が、 "H2 Database Engine Support For NetBeans" の使用方法となります
何かお気づきの点や要望がありましたら、報告頂けたらと思います

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