2009年3月17日火曜日

NetBeans IDE 6.5.1 リリース

NetBeans IDE 6.5.1 がリリースされました
ダウンロードはコチラです

主な変更点は以下の通りです
(メーリングリストより抜粋)

・同梱の GlassFish v2 UR2 が GlassFish v2.1 に変更
・08年12月、及び09年1月のパッチ取り込み
・JDK6 Update 12 やその他のバグ修正対応

詳細は上記リリース情報を参照してください
最後にいつも通りのスプラッシュです



今回、JDK6 Update 12 の不具合はじめ、多くのバグ修正が行われているようなので、バージョンアップすることをおすすめします

2009年3月13日金曜日

NetBeans 6.7 の新機能(1)

6.7 にて個人的に気になっている(期待している)新機能を紹介したいと思います
なお、 紹介した機能が最終的なリリース版に含まれるかは現時点では不明ですので、ご了承下さい

今回は JUnit の機能追加です
以前、メーリングリスト でも話の挙っていた、 JUnit 実行結果のプログレスバーが実装されました
(JUnit 3.x系、4.x系ともに利用できます)



ちなみに、失敗したテストを右クリックすると、メニューが表示されるのですが、今回から新たに "View Difference" というのが追加されました
これは、期待値と結果値の差異を比較するウィンドウを表示してくれます



この差異の比較ですが、日本語では正確に判定できていないようです
以下は英語の場合です



次は日本語の場合です



JUnit の結果出力では正常に差異を判定できているので、 NetBeans 側のモジュールの問題かと思われます

最後に、 JUnit の機能追加そのものに関することではないのですが、TestCase のファイル単体を実行する場合、以前はそのファイルを選択し、"ファイルを実行"("Run File")で実行していたのですが、6.7からは、テスト対象となるクラスを選択し、 "Test File" というメニューを選択するよう変更になりました
また、 TestCase ファイルそのものを実行するときも、 "Test File" を選択します
(以前のように"ファイルを実行"("Run File")では、main メソッドがないと警告されます)

テストパッケージをいちいち開かずに実行できるようにするための配慮かと思うのですが、 TestSuite を作成していたり、 任意のクラス名で TestCase を作っている場合、かえって煩雑な処理になるように思います

JUnit テスト結果のプログレスバーは以前より要望もあり(自分でも以前作っていましたし)、実装自体はうれしいのですが、従来の UI のままでは詰め込みすぎている感があります
PHPRuby ではコードカバレッジが実装されるようなので、 Java でも JUnit 実行結果の UI 調整と併せて実現されたらと思います

2009年3月1日日曜日

Ubuntu に Apache CouchDB をインストールする

先日構築した Ubuntu サーバに Apache CouchDB をインストールします
Apache CouchDB は Erlang で実装された、ドキュメント指向のデータベースです

Ubuntu 用パッケージが用意されています
(09/03/01現在、若干古いバージョンの 0.8.0 が提供されています)
以下のコマンドのみでインストール可能です
(ソースからインストールを行いたい場合は、コチラを参照すると良いかと思います)

$ sudo apt-get install couchdb


erlang など必要なパッケージが入っていない場合は依存性解決により一緒にインストールされます
インストール完了後、CouchDB を起動します

$ sudo /etc/init.d/couchdb start


起動後、正常に稼働しているか、以下のコマンドで確認します
(curl がインストールされていない場合は別途インストールしてください)

$ curl http://localhost:5984/


実行後、以下のように表示されれば、正常に稼働しています

{"couchdb":"Welcome","version":"0.8.0-incubating"}


デフォルトのままでは外部からアクセスできないので、"/etc/couchdb/couch.ini" を以下のように編集します
なお、セキュリティ等を考慮した設定ではありませんので、サービスとして公開する場合は適時変更を行ってください

[Couch]

ConsoleStartupMsg=Apache CouchDB is starting.

DbRootDir=/var/lib/couchdb/0.8.0

Port=5984

;デフォルト値
;BindAddress=127.0.0.1
;変更後
BindAddress=0.0.0.0


また、データファイルやポート番号などを変更したい場合も同ファイルを変更します
その他、ファイアーウォールが動作している場合はその設定も行ってください

変更後、CouchDB を再起動します
起動後、外部から以下の URL にアクセスすると、CouchDB のユーティリティ画面が表示されるかと思います

以上で CouchDB のインストールと初期設定は終了です