2009年6月30日火曜日

NetBeans IDE 6.7 リリース

NetBeans IDE 6.7 がリリースされました
ダウンロードはコチラです
ダウンロードできるパッケージは日本語を含む、マルチリンガル版となっています

いつも通りのスプラッシュは以下のようになっています


6.7 の新機能紹介、まだ1回しかやっていませんので、今後書いていきたいと思います
(Maven、Hudson、Kenai、PHPUnit(とカバレッジ) サポートぐらいは書く予定)
不具合等お気づきの点がありましたら、MLまで宜しくお願い致します

2009年6月29日月曜日

NetBeans IDE で Google App Engine for Java (3)

NetBeans での Google App Engine for Java(以下、GAEj) 用アプリケーションの開発についての3回目です
今回は GAEj 用プラグインについてを紹介致します
(Geertjan に先に紹介されてしまいましたが…)
無駄に長くなりそうなので、今回はインストール編です

プラグインを使用しない場合については、以下を参照ください

NetBeans IDE で Google App Engine for Java (1)
NetBeans IDE で Google App Engine for Java (2)

なお、プラグインにつきましては、現在開発中であること、また公式のものではありませんので、利用の際は自己責任にてお願い致します
また、今後主要機能も含め変更がある可能性もあり、記述内容と異なる可能性がありますので、ご注意ください

本プラグインは Project Kenai という、 Sun のプロジェクトホスティングプラットフォームにて開発されており、リリースパッケージはまだ公開されていないため、ソースコードをダウンロードし、ビルドする必要があります]

NetBeans 6.7 の Kenai サポートを利用し、ソースコードをダウンロードします
(ログインを求められますが、ログインしなくてもダウンロードは可能です)
メニューより、「チーム > Kenai > Kenai からソースを取得...」を選択します


「Kenai からソースを取得」ウィンドウが表示されるので、「Kenai リポジトリ」の「参照...」ボタンをクリックします


「Kenai プロジェクトを開く」ウィンドウが表示されるので、「検索」入力フィールドに "google appengine" と入力し、「検索」ボタンをクリックします

画面中央に検索結果リストが表示されるので、その中から「NetBeans support for Google App Engine」を選択し、「了解」ボタンをクリックします

「ローカルフォルダ」にダウンロード先のフォルダを入力し、「Kenai から取得」ボタンをクリックします


ソースコードのダウンロード(チェックアウト)が終わると、以下のダイアログが表示されるので「プロジェクトを開く...」をクリックします


つづいて、「開いてるプロジェクト」ウィンドウが開くので、プロジェクトを選択し、「開く」ボタンをクリックします


「プロジェクト」タブに開いたプロジェクトが表示されるので、それを右クリックし、表示されるメニューから「NBM を作成」を選択します


メニューより「ツール > プラグイン」を選択すると、「プラグイン」ウィンドウが表示されるので、「ダウンロード済み」タブをクリックします

ウィンドウ左上の「プラグインの追加...」ボタンをクリックします

ファイル選択ダイアログにて、プロジェクトフォルダ内の "build/updates" フォルダ以下へ移動し、 NBM ファイル(*.nbm)を選択します


5つのモジュールが選択された状態になったら、「インストール」ボタンをクリックします


未署名のプラグインですので、途中警告がでますが、「はい」をクリックします


以下のように正常に完了したメッセージが表示されるので、「完了」ボタンをクリックします


インストールが完了後、「サーバー」タブを開くと、Google App Engine のアイコンが表示されているのを確認してください
【06/30 訂正】
インストール直後にはアイコンは表示されません
(サーバの登録は次回書きます)

以上で、インストールは完了になります
次回は設定と実際の使用について書きたいと思います

2009年6月18日木曜日

Erlang Plugin 1.0 for NetBeans 6.7 リリース

Scala Plugin につづいて、 NetBeans 用の Erlang Plugin 1.0 がリリースされました
(開発者は同じ方です)

しかし、試したところ、 プラグイン読み込み時に IO Exception が発生して利用できませんでした

(Erlang コマンド (erl) が見つからないようなメッセージですが、事前に macports にてインストールおり、ターミナルから実行できています)

ダウンロードはコチラからできますが、あくまで使用は自己責任となりますので、興味のある方は覚悟の上でご利用ください
(紹介記事書いていたのですが、改善されるまで保留とします)

2009年6月17日水曜日

NetBeans IDE 6.7 RC3 リリース

NetBeans IDE 6.7 RC3 がリリースされました
ダウンロードはコチラです
ダウンロードできるパッケージは日本語を含む、マルチリンガル版となっています

いつも通りのスプラッシュは以下のようになっています


おそらく、今回が最後の RC リリースとなり、大きなバグがなければ、このまま月末のリリースになるかと思います
何かお気づきの点がありましたら、 ML 等へのポスト、宜しくお願い致します

2009年6月15日月曜日

NetBeans IDE で Google App Engine for Java (2)

NetBeans での Google App Engine for Java(以下、GAEj) 用アプリケーションの開発についての2回目です
前回はコチラになります
(ずいぶん間が空いていますが…)

今回はフリーフォームプロジェクトでの開発(デバッグ)についてです
(分量が多くなったので、プラグインについては次回に分けます)

例では、 以下の環境にて説明を行います
※ 前回とは NetBeans のバージョンが異なりますが、作業内容には差異はありません

・NetBeans IDE RC2
・Java: 1.6.0_13
・appengine-java-sdk-1.2.1

前回、SDK 同梱の guestbook を利用しましたが、既存の build.xml にはデバッグのための記述(ターゲット)がありません
そこで、 build.xml に下記の内容を追記します

<target name="debug" depends="datanucleusenhance"
description="Launches dev_appserver with remote debugging enabled">
<dev_appserver war="war">
<options>
<arg value="--jvm_flag=-Xdebug"/>
<arg value="--jvm_flag=-Xrunjdwp:transport=dt_socket,server=y,suspend=y,address=5005"/>
</options>
</dev_appserver>
</target>

今回の例では、デバッグ用のポートとして 5005 を使用していますが、必要に応じて、 "address=" の箇所を変更してください
追記後、プロジェクトを右クリックし、表示されるメニューから「プロパティ」を選択します



表示されたプロジェクトプロパティウィンドウの「カテゴリ」より「構築と実行」を選択します


「プロジェクトをテスト」項目のリストから先ほど追加した「debug」を選択します


選択後、「了解」ボタンを押して設定を反映します
再度プロジェクトを右クリックし、表示されるメニューから「テスト」を選択します
(事前に任意の場所にブレイクポイントを設定していると、すぐに処理の停止ができます)


次にメニューより「デバッグ > デバッガを接続...」と選択し、接続ウィンドウを表示します


ウィンドウ中の各項目のリストは以下のように選択してください

・デバッガ … Java デバッガ(JPDA)
・コネクタ … SocketAttach(ソケットでその他の VM に接続します)
・ホスト … localhost
・ポート … 5005
(上記の build.xml に記述したポート番号を設定してください)

「了解」をクリックすると、デバッガが接続し、デバッグを行うことができます


以上で、フリーフォームプロジェクトでの開発の説明となります
新規でプロジェクトを作成する場合は、例で使った guestbook と同じ demo ディレクトリ内にある new_project_template をコピーして使用するのがいいかと思います
(デバッグ処理もあらかじめ記述されています)

次回は NetBeans 用プラグインを使用した開発を紹介したいと思います

2009年6月6日土曜日

NetBeans IDE 6.7 RC2 リリース

NetBeans IDE 6.7 RC2 がリリースされました
ダウンロードはコチラです
ダウンロードできるパッケージは日本語を含む、マルチリンガル版となっています

いつも通りのスプラッシュは以下のようになっています


RC1 リリースから5日後のリリースです
Solaris、Linux 周りの修正が入っているようですので、それらの環境にてお使いの方はぜひインストールしてみてください
また、お気づきの点がありましたら、 ML にご連絡お願い致します

2009年6月4日木曜日

Scala にて実行環境のバージョンを確認する方法

Java にて実行環境のバージョンを確認するには以下で取得可能です
System.getProperty("java.version");

Scala の場合、同様に記述しても取得できません
System.getProperty("scala.version") //null となります

Scala では下記のように記述します
scala.tools.nsc.Properties.versionString

Scala Plugin for NetBeans 同梱版と、外部の最新版の表示の違いを確認してみます
実行するのは、下記のようにバージョンを出力するだけの単純なプログラムです
object Main {
def main(args: Array[String]) :Unit = {
println(scala.tools.nsc.Properties.versionString)
}
}

○同梱版


○外部最新版

(例のごとく、エラーが出てます)

同梱版では 2.7.3、外部最新版では 2.7.5 と表示されます
おまけに、 Copyright は以下で表示されます
scala.tools.nsc.Properties.copyrightString

2009年6月3日水曜日

Scala Plugin for NetBeans で外部の Scala Development Kit を使う

Scala Plugin for NetBeans (以下、 Scala Plugin) には Scala 本体(2.7.3-final)が同梱されています
そのため、プラグインとは別に Scala をダウンロードする必要はありません
しかし、最新版を使いたいという場合は、外部の Scala を指定することが可能です
設定方法はコチラに記述してありますが、以下に抜粋します
(外部の Scala インストール先は /opt/local/share/scala としています)

まず、環境変数 SCALA_HOME を設定します
(例では~/.bash_profileに設定しています)
$ vi ~/.bash_profile

以下の内容を追加します
export SCALA_HOME=/opt/local/share/scala

変更後、環境変数を反映させてください
次に netbeans.conf へ "scala.home" を設定します
netbeans.conf はインストールされている NetBeans 内にあります
OS X にてデフォルトの場所にインストールした場合は以下の場所になります
(NetBeans のパッケージ名(バージョン)などは適時読み替えてください)
$ vi /Applications/NetBeans/NetBeans\ 6.7\ RC1.app/Contents/Resources/NetBeans/etc/netbeans.conf

このファイルの "netbeans_default_options" に "-J-Dscala.home=/opt/local/share/scala" を追加します
# Options used by NetBeans launcher by default, can be overridden by explicit
# command line switches:
netbeans_default_options="-J-Dcom.sun.aas.installRoot=/Applications/NetBeans/glassfish-v2ur1 -J-client -J-Xss2m -J-Xms32m -J-XX:PermSize=32m -J-XX:MaxPermSize=200m -J-Dnetbeans.logger.console=true -J-ea -J-Dapple.laf.useScreenMenuBar=true -J-Dsun.java2d.noddraw=true -J-Dscala.home=/opt/local/share/scala"

これで、 Scala Plugin から外部の Scala を利用することができます

しかし、実行したところ、以下のようにエラーがでます

メッセージから判断するに、ただ単にエラーとなったファイルの実行権限がないというだけなのですが、環境が Mac OS X なので、 (Windows 用の) bat ファイルの実行は不要です
OS によってこの辺りを切り替えられてないのか、ソースを見ないとわかりませんが、バグ報告か(余力があれば)パッチを送れたらと思います
※ エラーは表示されますが、使用する上では問題はないように思います

Scala 2.7.5.final リリース

先日、NetBeans 用 Scala プラグインを紹介しましたが、 Scala の最新版 2.7.5 もリリースされました
Macports にも反映されています
更新完了後にバージョン確認はこんな感じです
$ scala -version
Scala code runner version 2.7.5.final -- Copyright 2002-2009, LAMP/EPFL

2009年6月2日火曜日

Scala Plugin 1.0 for NetBeans 6.7 リリース

NetBeans 用の Scala Plugin 1.0 がリリースされました
ダウンロードはコチラから可能です
なお、このプラグインは 6.7 RC1 以上の対応となっていますので、ご注意下さい
(NetBeans 6.7 RC1 を未入手の方はコチラよりダウンロードしてください)
また、公式のプラグインではありませんので、使用は自己責任にて行ってください

インストールするには、まずダウンロードしたファイルを任意の場所に解凍します
NetBeans のメニューより、「ツール > プラグイン」と選択し、表示されるプラグインウィンドウの「ダウンロード済み」タブを選択、「プラグインの追加」ボタンをクリックします


ファイル選択にて、先ほど解凍したフォルダに含まれるファイルをすべて選択します


選択後、「インストール」ボタンをクリックし、インストールウィザードを開始します


基本的に「次へ」ボタンをクリックするだけですが、署名がないため、「妥当性検査の警告」ウィンドウが表示されますが、「続行」をクリックして継続してください


インストール完了後に IDE の再起動を行います
以上で NetBeans で Scala を使用した開発が可能になります

Lift 本も手に入りましたので、NetBeans + Lift な記事も書けたらと思います

2009年6月1日月曜日

NetBeans IDE 6.7 RC1 リリース

NetBeans IDE 6.7 RC1 がリリースされました
ダウンロードはコチラです
ダウンロードできるパッケージは日本語を含む、マルチリンガル版となっています

いつも通りのスプラッシュは以下のようになっています



バグ等、お気づきの点がありましたら、MLへの報告お願い致します