先日、 6.8 が出たばかりですが、 6.9 の新機能案についてです
Web 周りのみですが、コチラにいくつか書かれています
※以降はあくまで案であり、実現されないもの、次バージョンに見送られるものがあるかと思いますので、ご注意ください
一番項目数が多いのが CSS/HTML/JavaScript 関連の新機能・機能追加案です
要望の多い HTML5 や CSS3 のサポートなどを中心に改善されていくかと思われます
また、(活発な PHP サポートグループのブログにもありましたが) NetBeans と Firefox (firebug) との統合、 "Web Profile part of JEE" の "Cloud/virtual image deployment" 、 "Oracle components (ADF)" や "Groovy and Grails" の "AppEngine, GWT plugins support" など興味深い項目が並んでいます
個人的には "Terminal emulator" に期待しており、何かとターミナルを立ち上げることが多いので、 NetBeans 側でできればと思っています
(この機能、結構前から NetBeans のソースコードにはそれらしい名前 ("lib.terminalemulator") があったので、ずっと期待して待っていました)
リリーススケジュールなどもまだ発表されていませんが(09年12月13日現在)、毎回マイナーバージョンアップらしからぬ盛りだくさんの機能が追加されますので、次回も Java EE 6 サポートのブラッシュアップのみといったことにはならないように思います
(そして、 API 周りも大幅に手が入るんだろうなと)
その他、新機能に関してご要望等がありましたら、メーリングリストに投げて頂ければと思います
2009年12月13日日曜日
2009年6月15日月曜日
NetBeans IDE で Google App Engine for Java (2)
NetBeans での Google App Engine for Java(以下、GAEj) 用アプリケーションの開発についての2回目です
前回はコチラになります
(ずいぶん間が空いていますが…)
今回はフリーフォームプロジェクトでの開発(デバッグ)についてです
(分量が多くなったので、プラグインについては次回に分けます)
例では、 以下の環境にて説明を行います
※ 前回とは NetBeans のバージョンが異なりますが、作業内容には差異はありません
・NetBeans IDE RC2
・Java: 1.6.0_13
・appengine-java-sdk-1.2.1
前回、SDK 同梱の guestbook を利用しましたが、既存の build.xml にはデバッグのための記述(ターゲット)がありません
そこで、 build.xml に下記の内容を追記します
今回の例では、デバッグ用のポートとして 5005 を使用していますが、必要に応じて、 "address=" の箇所を変更してください
追記後、プロジェクトを右クリックし、表示されるメニューから「プロパティ」を選択します

表示されたプロジェクトプロパティウィンドウの「カテゴリ」より「構築と実行」を選択します

「プロジェクトをテスト」項目のリストから先ほど追加した「debug」を選択します

選択後、「了解」ボタンを押して設定を反映します
再度プロジェクトを右クリックし、表示されるメニューから「テスト」を選択します
(事前に任意の場所にブレイクポイントを設定していると、すぐに処理の停止ができます)

次にメニューより「デバッグ > デバッガを接続...」と選択し、接続ウィンドウを表示します

ウィンドウ中の各項目のリストは以下のように選択してください

・デバッガ … Java デバッガ(JPDA)
・コネクタ … SocketAttach(ソケットでその他の VM に接続します)
・ホスト … localhost
・ポート … 5005
(上記の build.xml に記述したポート番号を設定してください)
「了解」をクリックすると、デバッガが接続し、デバッグを行うことができます

以上で、フリーフォームプロジェクトでの開発の説明となります
新規でプロジェクトを作成する場合は、例で使った guestbook と同じ demo ディレクトリ内にある new_project_template をコピーして使用するのがいいかと思います
(デバッグ処理もあらかじめ記述されています)
次回は NetBeans 用プラグインを使用した開発を紹介したいと思います
前回はコチラになります
(ずいぶん間が空いていますが…)
今回はフリーフォームプロジェクトでの開発(デバッグ)についてです
(分量が多くなったので、プラグインについては次回に分けます)
例では、 以下の環境にて説明を行います
※ 前回とは NetBeans のバージョンが異なりますが、作業内容には差異はありません
・NetBeans IDE RC2
・Java: 1.6.0_13
・appengine-java-sdk-1.2.1
前回、SDK 同梱の guestbook を利用しましたが、既存の build.xml にはデバッグのための記述(ターゲット)がありません
そこで、 build.xml に下記の内容を追記します
<target name="debug" depends="datanucleusenhance"
description="Launches dev_appserver with remote debugging enabled">
<dev_appserver war="war">
<options>
<arg value="--jvm_flag=-Xdebug"/>
<arg value="--jvm_flag=-Xrunjdwp:transport=dt_socket,server=y,suspend=y,address=5005"/>
</options>
</dev_appserver>
</target>
今回の例では、デバッグ用のポートとして 5005 を使用していますが、必要に応じて、 "address=" の箇所を変更してください
追記後、プロジェクトを右クリックし、表示されるメニューから「プロパティ」を選択します

表示されたプロジェクトプロパティウィンドウの「カテゴリ」より「構築と実行」を選択します

「プロジェクトをテスト」項目のリストから先ほど追加した「debug」を選択します

選択後、「了解」ボタンを押して設定を反映します
再度プロジェクトを右クリックし、表示されるメニューから「テスト」を選択します
(事前に任意の場所にブレイクポイントを設定していると、すぐに処理の停止ができます)

次にメニューより「デバッグ > デバッガを接続...」と選択し、接続ウィンドウを表示します

ウィンドウ中の各項目のリストは以下のように選択してください

・デバッガ … Java デバッガ(JPDA)
・コネクタ … SocketAttach(ソケットでその他の VM に接続します)
・ホスト … localhost
・ポート … 5005
(上記の build.xml に記述したポート番号を設定してください)
「了解」をクリックすると、デバッガが接続し、デバッグを行うことができます

以上で、フリーフォームプロジェクトでの開発の説明となります
新規でプロジェクトを作成する場合は、例で使った guestbook と同じ demo ディレクトリ内にある new_project_template をコピーして使用するのがいいかと思います
(デバッグ処理もあらかじめ記述されています)
次回は NetBeans 用プラグインを使用した開発を紹介したいと思います
2009年5月31日日曜日
NetBeans IDE で Google App Engine for Java (1)
誰も書いていないようなので書いてみます
NetBeans での Google App Engine for Java(以下、GAEj) 用アプリケーションの開発についてです
元ネタはココとココです
09年5月31日現在、 Eclipse や IntelliJ IDEA 用の GAEj サポートプラグインが公開されていますが、残念ながら NetBeans 用はありません
(正確には開発中なのですが、詳細は次回書きたいと思います)
しかし、 NetBeans のビルドが Ant ベースなので、 GAEj の配布パッケージ内に含まれる build.xml を組み込んで実行することができます
今回の例では、 以下の環境にて説明を行います
・NetBeans IDE Dev (Build 200905280201)
・Java: 1.6.0_13
・appengine-java-sdk-1.2.1
また、説明は Google App Engine SDK for Java に含まれているデモアプリケーションの Guestbook を使用して行います
SDK 内の demos/guestbook を任意の場所にコピーしてください
1. プロジェクトの作成
メニューより「ファイル > 新規プロジェクト」と選択し、新規プロジェクト作成ウィザードを開きます
2. プロジェクトの選択

「カテゴリ」リストは「Java Web」、「プロジェクト」リストは「Web 自由形式アプリケーション」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします
3. 名前と場所

「場所」は事前にコピーしていた guestbook ディレクトリに設定します
その他の項目は、「場所」設定後に自動で設定されるかと思います
内容を確認し、「次へ」ボタンをクリックします
4. 構築と実行のアクション

ここでは設定値はデフォルトのまま変更せず、「次へ」ボタンをクリックします
5. Web ソース

ここも設定値はデフォルトのまま変更せず、「次へ」ボタンをクリックします
6. ソースパッケージフォルダ

ここも設定値はデフォルトのまま変更せず、「次へ」ボタンをクリックします
7. Java ソースのクラスパス

「Jar/フォルダを追加」ボタンをクリックし、SDK ディレクトリ以下にある下記ファイルを指定します
・lib/user/appengine-api-1.0-sdk-1.2.1.jar
・lib/user/orm/datanucleus-appengine-1.0.1.final.jar
・lib/user/orm/datanucleus-core-1.1.0.jar
・lib/user/orm/datanucleus-jpa-1.1.0.jar
・lib/user/orm/geronimo-jpa_3.0_spec-1.1.1.jar
・lib/user/orm/geronimo-jta_1.1_spec-1.1.1.jar
・lib/user/orm/jdo2-api-2.3-SNAPSHOT.jar
・lib/shared/geronimo-el_1.0_spec-1.0.1.jar
・lib/shared/geronimo-jsp_2.1_spec-1.0.1.jar
・lib/shared/geronimo-servlet_2.5_spec-1.2.jar
設定後、「完了」ボタンをクリックします
8. build.xml の修正
プロジェクト作成後、プロジェクトウィンドウ内に Guestbook プロジェクトが表示されるので、ツリーを展開し、 build.xml をダブルクリックして開きます

ファイル2行目の propertiy 要素の location 属性値(デフォルトでは"../..")を、 appengine-java-sdk のインストールディレクトリの絶対パスに設定し、保存します

9. 実行
プロジェクトのアイコンを右クリックし、表示されるメニュー内から「実行」を選択します

「出力」ウィンドウに開発用サーバ起動のログなどが表示されます

"The server is running at http://localhost:8080/" と表示されたら、ブラウザにて "http://localhost:8080/" へアクセスしてください

Guestbook アプリケーションが表示されるかと思います
(サーバを停止するには出力ウィンドウの停止ボタンで可能かと思いますが、停止しない場合はプロセスを Kill してください)
以上が実行までの手順となります
次回はデバッグについてと、現在 Kenai 上で開発されている NetBeans 用 Google App Engine サポートプラグインの紹介をしたいと思います
NetBeans での Google App Engine for Java(以下、GAEj) 用アプリケーションの開発についてです
元ネタはココとココです
09年5月31日現在、 Eclipse や IntelliJ IDEA 用の GAEj サポートプラグインが公開されていますが、残念ながら NetBeans 用はありません
(正確には開発中なのですが、詳細は次回書きたいと思います)
しかし、 NetBeans のビルドが Ant ベースなので、 GAEj の配布パッケージ内に含まれる build.xml を組み込んで実行することができます
今回の例では、 以下の環境にて説明を行います
・NetBeans IDE Dev (Build 200905280201)
・Java: 1.6.0_13
・appengine-java-sdk-1.2.1
また、説明は Google App Engine SDK for Java に含まれているデモアプリケーションの Guestbook を使用して行います
SDK 内の demos/guestbook を任意の場所にコピーしてください
1. プロジェクトの作成
メニューより「ファイル > 新規プロジェクト」と選択し、新規プロジェクト作成ウィザードを開きます
2. プロジェクトの選択

「カテゴリ」リストは「Java Web」、「プロジェクト」リストは「Web 自由形式アプリケーション」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします
3. 名前と場所

「場所」は事前にコピーしていた guestbook ディレクトリに設定します
その他の項目は、「場所」設定後に自動で設定されるかと思います
内容を確認し、「次へ」ボタンをクリックします
4. 構築と実行のアクション

ここでは設定値はデフォルトのまま変更せず、「次へ」ボタンをクリックします
5. Web ソース

ここも設定値はデフォルトのまま変更せず、「次へ」ボタンをクリックします
6. ソースパッケージフォルダ

ここも設定値はデフォルトのまま変更せず、「次へ」ボタンをクリックします
7. Java ソースのクラスパス

「Jar/フォルダを追加」ボタンをクリックし、SDK ディレクトリ以下にある下記ファイルを指定します
・lib/user/appengine-api-1.0-sdk-1.2.1.jar
・lib/user/orm/datanucleus-appengine-1.0.1.final.jar
・lib/user/orm/datanucleus-core-1.1.0.jar
・lib/user/orm/datanucleus-jpa-1.1.0.jar
・lib/user/orm/geronimo-jpa_3.0_spec-1.1.1.jar
・lib/user/orm/geronimo-jta_1.1_spec-1.1.1.jar
・lib/user/orm/jdo2-api-2.3-SNAPSHOT.jar
・lib/shared/geronimo-el_1.0_spec-1.0.1.jar
・lib/shared/geronimo-jsp_2.1_spec-1.0.1.jar
・lib/shared/geronimo-servlet_2.5_spec-1.2.jar
設定後、「完了」ボタンをクリックします
8. build.xml の修正
プロジェクト作成後、プロジェクトウィンドウ内に Guestbook プロジェクトが表示されるので、ツリーを展開し、 build.xml をダブルクリックして開きます

ファイル2行目の propertiy 要素の location 属性値(デフォルトでは"../..")を、 appengine-java-sdk のインストールディレクトリの絶対パスに設定し、保存します

9. 実行
プロジェクトのアイコンを右クリックし、表示されるメニュー内から「実行」を選択します

「出力」ウィンドウに開発用サーバ起動のログなどが表示されます

"The server is running at http://localhost:8080/" と表示されたら、ブラウザにて "http://localhost:8080/" へアクセスしてください

Guestbook アプリケーションが表示されるかと思います
(サーバを停止するには出力ウィンドウの停止ボタンで可能かと思いますが、停止しない場合はプロセスを Kill してください)
以上が実行までの手順となります
次回はデバッグについてと、現在 Kenai 上で開発されている NetBeans 用 Google App Engine サポートプラグインの紹介をしたいと思います
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