なお、 紹介した機能が最終的なリリース版に含まれるかは現時点では不明ですので、ご了承下さい。
今回はデータベース周りです
Sun が MySQL を買収したこともあってか、 6.1 では MySQL の対応がメインで、データベース周りの機能追加はあまりなかったのですが、 6.5 は大幅な追加が行われそうです
(1) SQL エディタでの補完
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デザインクエリの機能があったからか、長い間シンプル(悪く言えば低機能)だった SQL エディタでしたが、今回クエリの補完機能が追加されました
現時点ではあまり賢いとは言い難いのですが、実用レベルではあると思います
(さすがに作業効率という面では各 DB 専用エディタにはかないませんが…)
(2) SQL 履歴
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過去に実行した SQL の履歴を表示し、再利用する事ができます
接続別、また入力文字列によって履歴を絞り込む事ができます
行を選択し、 「Insert」 ボタンをクリックすると、 エディタ内のカーソル位置に SQL が挿入されます
(3) GUI によるデータ操作
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今までは、テーブル作成は GUI にてできていたのですが、データ登録、更新、作成などは SQL で直接操作する必要がありました
今回の機能追加でこれらのデータ操作が GUI にて行う事ができるようになりました
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このアイコンをクリックすると、データの登録(INSERT)用ウィンドウが表示されます
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テーブル定義に対応した項目が表示され、型に合わせたデータの入力ができます
また、実際に実行される SQL の確認もできます
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実行すると、以下のようにデータが登録されます
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登録したデータ行を選択すると、この削除アイコンが有効になります
クリックすると、確認プロンプトが表示されます
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「Yes」 ボタンをクリックすると、選択行が削除されます
なお、この処理は自動コミットなので、ロールバックはできないようです
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表示されているデータ行のカラムをダブルクリックすると、入力可能状態となり、データを編集することができます

編集したデータを確定すると、データの文字色が変わり、編集に関するアイコンがアクティブになります
なお、この時点では DB へ変更は反映されていません
(リフレッシュすると編集前にもどります)
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このアイコンをクリックすると、編集されたデータがコミットされます
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このアイコンをクリックすると、編集されたデータはロールバックされます
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このアイコンは選択されたテーブルのデータを全削除( truncate )します
6.0 、6.1 では開発環境として DB と連携する機能は整備されましたが、DB 操作に関してはほとんど機能追加は行われていませんでした
今回の機能追加で大幅に手が入った事により、簡単なテストデータの作成のレベルであれば、 NetBeans のみで完了できるかと思います
補完に関しては、 H2 の Web インターフェイス並みの補完機能、 GUI でのデータ操作では、別ウィンドウでデータ登録するのではなく、テーブルに対して空行を追加し、そこに値を入力し、コミットする事で登録となれば、より実用的かなと思います
(GUI でのデータ操作に関しては、編集は上記方法で実現できているので、可能かとは思っているのですが…)
その他にも 6.5 は機能追加が盛りだくさんですので、(リリース版に本当に実装されるかは別として)引き続き紹介したいと思います
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